Yokichi Nouchi(野内与吉)
年間200万人の観光客が訪れる世界遺産マチュピチュ。このデスティネーションの起点となるマチュピチュ村の初代村長がスーパージャパニーズ野内与吉氏であったことを忘れてはならないだろう。野内氏のある種無謀とも言えたマチュピチュ村作りのチャレンジは、結果的に莫大な観光収入をペルーに、そしてマチュピチュ村にもたらしている。現在でもあれだけ行くのがキツイところだが、鉄道なども含め環境整備がなかったら現在の10倍はかかるだろうと思う。
さて、南米だけではないが日系人のdescendantsをプロシューマーにする戦略は基本中の基本、早く始めよう。本人は1969年に52年ぶりに日本に一時帰国、実家のある福島に到着後の一言【電気はついたのか?】は、今なら流行語大賞間違いなしで、当時も現代の浦島太郎物語と騒がれた、というエピソードも痛快だ。
与吉氏はクスコに眠るが、お孫さんが郷里の福島県大玉村に資料館を3年前にオープンした。ペルー観光に携わる南米富裕層と100万人を超える日系人のゲートとしてこちらを紹介しておきたい。