Kei Kobayashi
ビジネスモデルをライフスタイルベースで考え直す時代に突入したわけだけれど、タイヤを売るには楽しいドライブを売るのだ、とレストランの格付けからライフスタイルを再定義したミシュランの歴史は単純に学び直す価値があると思う。列車は移動でなく輸送だ、とか、ドリルは人々が何千万個もの穴を求めたからだ、とかいう議論と似ているもので、こうなれば勝てると考え直した先達のアタマのキレには感服せざるを得ない。
そんなミシュランのお膝元パリで初めて、2020年ほぼ下馬評通りスリースターを獲得したスーパージャパニーズKei Kobayashi氏のKeiにはなんとか足を運びたい、と思う。パリに行きたいのではなくてKeiに行きたい。アメリカのお金持ちが、【東京にきたんじゃない、かんだにきたんだ】というのに似ている。小林圭氏の偉業でさらに日本人が奏でるカストロのミーに注目が集まり、日本にいる日本人シェフにも多くの光が戻ってくることを期待してやまない。氏は長野県諏訪市出身。海外富裕層を唸らせる、精緻な食と時計のコラボレーションは、スイスと日本にしかできない大きな価値のはずだ。ノーマやガガンの日本でのポップアップの成功やINUAの評価を見るにつけ、ポストコロナに向け動き出せる話のはずだ。
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