さて、一方で、歌舞伎や長唄などの日本文化にも共通して言えることではありますが、実は日本人でもほとんどの人がお座敷遊びを経験したことがないことが当社の調査で判明しています。芸妓や芸者の学校（けいこ場）を見番（けんばん）といい、京都と伊豆長岡の2か所にのみ現在も日々けいこに励み芸の道を究めようとする芸妓の学校が存在しますが、彼女たちは年齢も様々、バックグラウンドも様々で、中にはバスガイドから転身したという芸妓さんだっています。非常にフレキシブルな考え方を持ちつつも、日本の伝統文化の代表的なものとしてその継承を真剣に考えています。当社では伊豆長岡の芸妓見番との話し合いを重ね、けいこ場の訪問や説明、けいこ見学、なども十分な観光資産になるとの合意のもと、芸妓さんがガイドの役目も果たす「芸妓ガイド」に取り組みはじめました。